家の寿命はどこで決まる?デザインや保証の先にある「3つの見えない判断軸」
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家の寿命はどこで決まる?デザインや保証の先にある「3つの見えない判断軸」
家の寿命を左右するのは、完成後には見えなくなる「構造」と「下地」です。玉善では、雨水の浸入を防ぐ「60年耐久の防水シート」、100年の耐久性を目指した「30N/mm²のコンクリート基礎」、そして繰り返す地震に耐える「制振ダンパー」を標準採用。後から交換できない部分にこそ、長期の安心を見据えた設計と技術を採用しています。
新しい住まいを選ぶとき、日当たりの良さやキッチンの使い勝手に心が躍るのは、とても自然なことです。それは、これからの毎日の彩りそのものですから。
けれど、家という大きな器には、もうひとつ大切な役割があります。それは、10年後、30年後という長い歳月を、変わらぬ強さで守り抜くこと。
新築の時にはどれも同じように美しく見える家ですが、長い時間を経て初めて現れる「差」があります。その答えは、美しいクロスの裏側や、床下の暗がりに、静かに隠されています。
玉善が、完成してしまえば見えなくなる部分にこそ、「長期の安心を見据えた設計と技術」を採用する理由。それは、未来の暮らしへの約束です。
Contents
後から「取り替えられない場所」こそこだわる
家は、建てて終わりではありません。そこで長い時間を積み重ね、子どもが育ち、やがて巣立っていく。そんな何十年もの歳月を包み込む場所です。
キッチンや壁紙は、古くなればリフォームで比較的手軽に新しくすることができます。しかし、家の骨格や基礎、雨風を防ぐ防水層といった部分は、後から簡単に取り替えることができません。
だからこそ、玉善は考えます。
「どれだけ長く、安心して住めるか」から逆算して、建材や工法を選ぶべきだと。
完成してしまえば見えなくなってしまう部分。けれど、家族の安全を静かに、力強く支え続けている部分。そこにこそ、家づくりの本質が宿っているのかもしれません。
雨から家を守る、屋根の下の「防水シート」

日本の住宅にとって、最大の敵は「水」です。
木造住宅において、雨漏りは柱や梁を腐食させ、家の寿命を一気に縮める原因となります。
屋根材の下には必ず「ルーフィング」と呼ばれる防水シートが敷かれていますが、一般的な住宅で使われるアスファルトルーフィングの耐用年数は、約10年から20年と言われています。屋根材そのものは丈夫でも、その下のシートが劣化すれば、雨水は容赦なく侵入します。
そこで玉善では、「60年」という高い耐久性を誇る防水シート(マスタールーフィング)を採用しています。
60年といえば、生まれたばかりの赤ん坊が還暦を迎えるほどの歳月です。
その間、激しい台風の日も、しとしとと降り続く梅雨の日も、屋根の下の防水シートが建物を守り続けます。
メンテナンスのサイクルを長くできるという合理的なメリットはもちろんですが、何より「雨の日も、家が守ってくれている」という安心感は、暮らしの中に目に見えないゆとりをもたらしてくれるはずです。
大地を踏みしめる強さ。「100年耐用」の基礎

建物の全重量を支え、地面とつなぐ「基礎」。
ここが弱ければ、どんなに立派な柱を立てても、家は傾いてしまいます。
コンクリートの強度は「N/mm²(ニュートン)」という単位で表されます。
一般的な住宅の基準強度は21〜24N/mm²程度ですが、玉善の家は「30N/mm²」を標準としています。
これは、1cm²あたり約300kgfもの力(荷重)に耐えられる強度です。(大まかに言うと、約300kgの重さがかかった状態に耐えられるイメージです。)
この高強度コンクリートは、緻密で水分量が少ないため、中性化(劣化)の進行が極めて遅く、およそ「100年」もの供用限界期間が見込まれるレベルです。
100年先のことなんて、想像がつかないかもしれません。
けれど、基礎が強固であるということは、地面に根を張る大樹のように、揺るぎない安定感があるということ。
子どもたちが廊下をドタドタと走る音や、家族の笑い声。そんな日々の振動さえも、この強靭な基礎がしっかりと受け止めています。
揺れを「耐える」だけでなく「吸収する」。構造と制振

日本に住む以上、地震への備えは避けて通れません。
玉善の家は、以下の3つの要素を組み合わせることで、万全の備えを固めています。
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モノコック構造(面で支える):壁全体で力を受け止める、強固な箱のような構造。
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軸組工法(線で支える):日本の気候風土に合った、柱と梁による伝統的な工法。
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制振ダンパー(揺れを吸う):地震エネルギーを熱に変えて吸収する装置。
特に注目していただきたいのが「制振ダンパー」の存在です。
耐震等級の高い家は「倒れない家」ですが、大きな地震を受けた後、見えない部分にダメージが蓄積することがあります。さらに、本震の後に続く「余震」への不安もあります。
制振ダンパーは、建物の変形を抑制する効果が期待できます。繰り返しの揺れに対してもしなやかに対応し、家の骨組みへのダメージを軽減するのです。
壁の中に隠れてしまい、普段の生活でその姿を見ることはありません。
しかし、いざという時、凛として家族を守る盾となる。その頼もしさが、壁の向こう側に確かに存在しています。
まとめ:見えない部分への投資は、未来への贈り物
家の寿命を決めるもの。
それは、豪華な設備でも、流行のデザインでもありません。
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60年の雨風に耐える防水シート
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100年の時を見据える基礎強度
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繰り返す揺れを吸収する制振構造
これらはすべて、完成してしまえば見えなくなる部分です。しかし、玉善があえてここにコストと技術を費やすのは、建てた瞬間よりも、10年後、30年後に「この家でよかった」と心から思っていただきたいからです。
日常のふとした瞬間に、「ああ、この家は丈夫なんだ」と感じられる安心感。
それは、住まう人が未来の自分たちへ贈る、一番のプレゼントなのかもしれません。
もし、完成前の現場をご覧になる機会があれば、ぜひ「見えなくなる部分」にも目を向けてみてください。また、完成物件であっても、詳細な図面や仕様書でこれらの数値をご確認いただけます。数字やスペックの裏側にある、作り手の静かな矜持。
それを知っていただくことで、家選びの視点が少し変わるかもしれません。
よくある質問
Q:完成済みの物件でも、基礎や構造を確認できますか?
A: 建物が完成している場合、基礎の断面や防水シートを直接目で見ることはできませんが、玉善ではすべての物件で「構造計算書」や「仕様書」をご用意しています。今回ご紹介した「30N/mm²のコンクリート強度」や「制振ダンパーの配置図」なども、資料としてご確認いただけます。見えない部分だからこそ、数値とデータで誠実にご説明させていただきます。
Q:制振ダンパーはメンテナンスが必要ですか?
A: 玉善で採用している制振ダンパーは、169年相当の耐久性(※劣化加速試験結果による)で、メンテナンスフリーを実現しています。壁の中で長期間にわたり性能を維持し、繰り返す地震に備えます。手間をかけずに安心が続く点も、長く住まう上での大きなメリットです。(株式会社アイ・エム・エー Kダンパー)
Q:防水シートの60年耐久とは、メンテナンスが不要ということですか?
A: 防水シート自体は60年相当の耐久性を持っていますが、屋根材(瓦やスレート)や雨樋などは、素材に応じた点検やメンテナンスが必要になる場合があります。ただ、最も重要な「防水の最終防衛ライン」であるシートが長寿命であることは、将来的な大規模修繕のリスクや費用を抑えることにつながります。(田島ルーフィング株式会社 マスタールーフィング)
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