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2階建での2階リビングの家(メリット・デメリット・デメリット解消法)

2023.07.25

こんにちは、営業推進部の西田です。今回は、弊社設計推進部の松岡にインタビューを行いました。松岡はこれまでに数多くの家づくりを手掛けてきた経験豊富な1級建築士で、特に2階にリビングのある家についての知識が深いです。

今回のインタビューのテーマは「2階建での2階リビングのある家:メリット、デメリット、そしてその解決策」です。2階リビングのある家を選ぶ際の参考になるような情報を提供できればと思います。

それでは、松岡の話を聞いていきましょう。

2階リビングのメリット

ー2階にリビング(LDK)がある場合のメリットはどのようなものがありますか?

「2階リビングの最大のメリットは、なんと言ってもその明るさですね。2階は高い位置にありますから眺望が良く、陽当たりが良いため、明るいリビングを実現できます。これは、家族が集まるリビングが明るく、開放的な空間になることで、家全体の雰囲気を明るくする効果もあります。」

ー2階リビングなので道路からリビングを見られることがなく、視線を気にせずにリビングでくつろげそうですね。

「さらに、2階リビングの場合、天井を高くしやすいですね。また、リビングとつながるロフトやバルコニーを設置することも検討できます。リビングと一体化した開放的な空間を作ることができます。」

―2階建で2階リビングだと屋根部分まで利用できるので天井を高くしたり工夫ができるということですね。他にはどのようなメリットがありますか?

「構造的な安定性ですね。2階に大空間を設け、1階に部屋数を多くすることで、建物全体の構造的な安定性が向上します。これは地震が多い日本においては、特に重要なポイントですね。」

ー確かに1階に部屋数が多ければそれぞれの部屋の壁が2階部分を支えることにもなり、安定しますね。

「その他にも、一般的には1階よりも2階の方が外部からの騒音が少なくなります。これは、特に都市部で生活する方にとっては大きなメリットとなりますね。」

 

2階リビングのデメリット

ーでは2階リビングの場合のデメリットはどのようなものがありますか?

「2階リビングのデメリットとしては、まず階段の利用が挙げられます。日常的に階段を上り下りする必要がありますので、高齢者や小さな子供がいる家庭では、その点がネックになることもありますね。

また、大きな荷物を2階に運ぶ際に通常の規格の階段幅では苦労します。特に、大型の家具や家電を運ぶ際には、その重さと大きさが問題となります。」

ー2階建で2階リビングの場合、夏場は屋根に太陽光が当たるのでリビングが暑くなりやすい、ということはありますか?

「一般的には夏場は2階が暑くなりやすいです。これは、屋根に太陽光が当たるからというだけではなく、熱が上昇する性質によるもので、特に日本の夏の暑さを考えると、冷房の効率や電力消費に影響を与える可能性があります。」

2階リビングのデメリットの解消方法

2階リビングのデメリットは確かにありますが、とはいえ普段家族みんなが集まるリビングを広々とした空間にすることができ、また1階リビングよりも2階リビングの方が外の光がたくさん入って明るいというのは魅力的です。

―2階リビングのデメリットを解決したり軽減する方法にはどのようなものがありますか?

「たとえば、階段の利用については、玉善では階段や廊下をメーターモジュールにしています。これは一般的な住宅よりも幅が広くなりますので、大きな荷物を2階に運ぶ際のネックを軽減できます。また、玉善の場合は2階リビングの建物に限りませんが必ず階段手すりを設置していますので、階段の上り下りが楽になります。」

―夏場の対策について私が営業の頃に玉善の建売で体感してその違いにびっくりしたのはタイベック®シルバー(遮熱シート)でした。

「タイベック®シルバー(遮熱シート)は外からの輻射熱を約85%反射させることができます。また遮熱の性能のほかにもタイベック®シルバーは耐久性があります。業界では初のメーカー保証20年を実施したということでも安心できます。」

ー加えて玉善では、2022年10月以降の建築確認申請を行った建物はZEH基準を満たし、断熱等級で言えば6(地域区分が5の場合)を取得したりとさらに性能が高まっています。

「今後はZEH基準は当たり前の世の中になります。玉善ではさらに玉善の建売住宅に住むみなさまが快適に過ごせるように、パナソニックの熱交換型換気システムの採用を始めました。このシステムは、室内の空気を新鮮な外気と交換しながら、室内の温度や湿度を保つことができます。これにより、冷房や暖房の効率を高め、快適な室温を保つことができます。」

ー2階リビングの場合、個人的には防犯上メリットがあると考えていましたが、お客さまからは1階の玄関周りの様子が分かりにくいので不安だ、という声を聞いたこともあります。

「2階リビングは防犯上のメリットもありますが、確かに1階の玄関周りの様子が分かりにくくて不安だという人もいるでしょう。玉善では防犯カメラを設置したり高機能なインターホンを採用しています。訪問者の録画はもちろんこと、外出先でもスマホで玄関周りの様子を確認することもできます。安心して2階リビングの生活を楽しむことができます。」

まとめ

今回は、一級建築士の松岡に、2階リビングのある家のメリットとデメリット、そしてその解決策について伺いました。

2階リビングの家には、構造的な安定性、明るいリビング空間、プライバシーの確保などのメリットがあります。一方で、階段の利用や大きな荷物の運搬、夏場の暑さなどのデメリットも存在します。

玉善では、階段や廊下を広くする、遮熱シートや熱交換型換気システムを採用するなどの解決策により2階リビングのデメリットを軽減または解消しています。

今回の記事が、皆さまの家探しの参考になれば幸いです。

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