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【暴風に強い家を作るために、最高等級「耐風等級2」を実現しています】

2023.08.17

【暴風に強い家を作るために、最高等級「耐風等級2」を実現しています】

玉善では創業以来、名古屋市内を中心に三河エリア、尾張エリアなど愛知県内全域で1万棟以上の新築住宅を手がけてきました。1棟1棟のお家に快適な暮らしを実現する設計アイデアを盛り込んだ家づくりを行うとともに、安心して暮らしていただくために最高等級の安全性能のお家を実現しています。

今回はそうしたお家の性能の中で、あまり知られていない「耐風等級」についてご紹介します。

■従来の想定を上回る暴風雨の危険性が想定されています

最近は台風シーズンに限らず、異常気象による大雨や暴風による災害がニュースを賑わせています。まして大型台風ともなれば、最大風速40メートルに達しようかという暴風に襲われる地域もあるほど。かつて東海地方に甚大な被害を及ぼした伊勢湾台風では、名古屋市内で最大瞬間風速45.7メートルを記録しました。

暴風を受けると建物に対して大きな圧力がかかり、住宅の屋根が飛んでしまったり、壁が剥がれたりといった被害が生じる可能性が出てきます。

気象庁では2021年に強風による影響の指標として、従来の「風速40メートル以上」の一段階上として「風速50メートル以上」のクラスを新設しました。40メートル以上でも「倒壊する住宅がある」という指標になりますが、50メートル以上となれば「木造住宅が著しく変形、倒壊する」といった被害を受ける指標になります。それだけ台風や異常気象による被害が激甚化する危険性が予想されているのです。

■多くの住宅会社は「耐風等級1」で設計。玉善は「耐風等級2」を実現しています

こうした強風に対して建物の倒壊や損傷を防ぐ強度の基準となるのが「耐風等級」になります。2段階のレベルがあり、「耐風等級1」は“50年に一度程度発生する暴風では損傷しない程度”、伊勢湾台風レベルの強風というイメージで、多くの住宅会社では「耐風等級1」の基準で住宅を建てています。

しかし、気象庁が「風速50メートル以上」の強風を想定するようになったことからもわかるように、異常気象の発生が頻発するようになった昨今、50年に一度程度のレベルを上回る暴風に襲われる危険性が高まっています。

はたして、「耐風等級1」の強度で、大切なお家で安心して暮らし続けることができるでしょうか。

玉善では10年以上前からすべての住宅に最高等級の「耐風等級2」を取得しています。これは「耐風等級1」で想定している伊勢湾台風レベルの暴風の1.2倍の暴風に対して損傷を生じさせない強度になります。

2018年9月に関西空港に甚大な被害を及ぼした台風21号は最大瞬間風速58.1メートルを記録しました。住宅メーカーとして、従来の基準となっている暴風の1.2倍のレベルの暴風は現実に起こるものとして想定しておかないといけないのです。

玉善には地震や暴風に強いお家を作るための構造計算を行う専門部署「建設本部技術推進部」があり、すべてのお家で「耐震等級3」「耐風等級2」の最高等級を実現しています。

想定を上回るような災害に対して安心・安全に暮らし続けていただく、それが住宅メーカーとしての基本姿勢なのです。

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