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【シリーズ「設計士の肖像」安本光治編-vol.1 】空間のアクセントを操る才が発揮された千種区のお家-3

2020.08.06

デザインのバランス、精度にこだわる設計士・安本光治が手がけた千種区の3階建て3棟のお家。
今回は室内の設計デザインをご紹介します。

吹き抜けのリビングの壁一面にデザイン不燃壁材「グラビオエッジ」を採用。深彫り調エンボス加工が施され、リアルな陰影感が存在感を放っています

デザイン壁材を配した意図について、安本は、
「吹き抜けの壁が天井まで広がるリビングは、白さが強調された空間になりがちです。意匠壁はワンポイントに配することも多いんですが、リビングに入ったときに正面に飛び込んでくる場所にあしらうことで、空間にインパクトをもたらそうと思いました」と言います。

実際にお家に入って、リビングに足を踏み入れると、その存在感を実感することに。

「リビングの奥に吹き抜けの明るい空間が広がる中、正面に配した陰影を含んだ壁。そこに暮らす方にデザインされた空間の魅力を感じてもらえると思っています」

設計士が図面を描く際、頭の中にはその場所に実際に暮らすお客さまの目から見た情景がはっきりとイメージされているのです。

 

吹き抜けの天井では黒のシーリングファンを配置。ワンポイントの「黒」の色づかいは、和室の入り口のにも配され、リビング空間に統一されたアクセントをもたらしています。

 

「空間の配色をスッキリとまとめることで、バランスの整った空間に身を置く心地よさを感じてもらえるようにと意図しました」

設計士にとって、ワンポイントのアクセントは空間を演出するための貴重なツール。こうした配色のアクセントを自在に操れることも、安本の大きな武器となっています。

 

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