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【シリーズ「設計士の肖像」二村慎一編──vol.2 昭和区のお家01 】玄関までの「小路」と開放的な空間との“対比”が印象的な昭和区のお家

2020.06.25

経験豊富な15人の設計士たちが1棟1棟、趣向を凝らして設計にあたっている玉善の設計セクション

そんな設計士たちの個性豊かな仕事ぶりをご紹介するシリーズ。今回も長年のキャリアを誇る一級建築士・二村慎一の手がけたお家をご紹介します。

今回、二村が設計を担当したのは、昭和区の2棟のお家
お家の外の空間と、家の中に入ったときに目に入る空間との対比が、設計のポイントのひとつです」と二村が語るのは、向かって左側のお家。

門扉を開けてお家の敷地に足を踏み入れた後、お家の壁沿いを通って玄関に向かいます。
アプローチから玄関までの動線を楽しめるように設計しました」

風情のある路地のような小路を通って玄関へ。
小路では、日中は塀と庭の間から見える空を楽しみ、夜は上下からの照明による日本的な情緒を味わうことができます。

扉を開けると、そこには吹き抜けの開放的な空間が。

アッシュグレーの壁が2階の天井まで繋がって、空間の広がりを演出。外の小路の水平な空間とは対照的な玄関の上下方向の開放感。その対比が印象的です。

外の小路から感じられる「和の趣き」は、リビングの空間演出にも踏襲されています。

 

「小路に面した窓の内側に“内障子”を配して、洗練された和の雰囲気を味わっていただけます」
現代の和感覚にマッチした内障子には、強度メンテナンス性に優れた素材を使用しています。

設計士・二村の空間演出のアイデアが施された昭和区のお家。次回はキッチン空間のデザインをご紹介します。

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