注文住宅のお家づくりの打ち合わせをしていると、収納スペースはお客さまのライフスタイルをストレートに反映することを設計者として日々実感します。次回は、①常に使っているモノ(アクティブ領域)の多い方に向けた収納プランをご提案させていただきます。
【高台のリビング。窓から眺めるお庭が格別の存在に_名古屋市緑区のお家】
こんにちは、玉善設計部の1級建築士&収納アドバイザー 中井 亮直(よしなお)です。
お家を設計させていただく上で、収納スペースの確保は重要な要素になります。1級建築士&収納アドバイザーの資格を持つ立場から整理・収納のポイントを解説させていただくこのシリーズ企画。
前回はお家の中のモノが、常に使っているモノ(アクティブ領域)から、要らないモノ(スクラップ領域)までの4パターンに分類されるというお話をしました。
お家を設計する上で収納スペースをどのように確保すれば快適な暮らしが実現できるか。スクラップ領域のモノはできる限り新しいお家に持ち込まないように“断捨離”していただいた上で、
① 常に使っているモノ(アクティブ領域 例/普段着ている服)
② すぐに使えるように用意しているモノ(スタンバイ領域 例/2週間以内に一度は着る服)
③ 普段使っていないモノ(プロパティ領域 例/冠婚葬祭用の服)
この3つの領域の中で、どの領域の持ち物が一番多いかを把握する必要があります。
皆さんのお家の中は、どの領域のモノが多くを占めているでしょうか。
たとえば、洋服に関して①アクティブ領域や②スタンバイ領域が多い方でしたら、ウォークインクローゼットを広めに設計することが求められます。逆に、③プロパティ領域が多いようでしたら、シーズンストッカーのように普段使わないモノを納めておく収納スペースを作ることで、日々の暮らしをスッキリとおくることができるでしょう。
玄関廻りの収納を考える際にも、靴だけでなくアウトドア用品のような②スタンバイ領域のモノを収納しておきたいということでしたら、シューズクロークを広めに取れるように設計します。
注文住宅のお家づくりの打ち合わせをしていると、収納スペースはお客さまのライフスタイルをストレートに反映することを設計者として日々実感します。次回は、①常に使っているモノ(アクティブ領域)の多い方に向けた収納プランをご提案させていただきます。
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