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お客さまのご要望に合わせて、自由な発想で理想のお住まいを実現する注文住宅。お客さまが新しいお家でどのような暮らしをおくりたいと望んでいるのか、生活スタイルやご要望を検討し、ベストの提案を行うために設計士は日々研鑽に努めています。

そんな設計士の仕事ぶりを、お客さまの自由設計のお家を訪ねながらご紹介させていただきます。

今回のお家は、せり出した庇（ひさし）の外観が特徴的な名古屋市北区のM様邸。庇の理由は、家の中に入るとわかります。

広々としたリビング&ダイニング。子どもたちも伸び伸びと過ごせる素敵な空間ですね。実は、M様邸のリビング&ダイニングは2階にあります。勾配天井になっているのがおわかりいただけますでしょうか。

駐車スペースを4台分確保したいというご要望があり、通りに面してお庭のスペースを確保することができないことから、リビングを2階にするという発想が生まれました。
「庭を隔てずに通りに面しているので、リビングが1階だと、外を歩く人と目線が合ってしまいやすくなります。リビングはプライベートスペースとして寛げる空間であって欲しいというご要望に応えて、2階のリビングを提案しました」。と、その意図を解説するのは、玉善設計部の一級建築士・安本光治。

庇を前面に出したのは、2階のリビングに夏、直射日光が入らないようにするためのアイデア。外観のアクセントにもなっています。冬は陽射しを採り入れることができます。

他にも、リビングとダイニングの間に段差を付けるなど、見どころいっぱいのM様邸ですが、続きはまた次回に。