【LDKに光を取り込む工夫を凝らした3棟のお家_名古屋市北区の家-1】
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設計士と一緒に実現する理想のお住まい─「キッチンが家族の中心になる家」─PART.4
前回、Y様邸のリビングスペースには2つの“仕掛け”が施されているとお話ししましたが、もうひとつの仕掛けはソファスペース。
キッチンの位置からはちょうど“死角”になるように配置されているのです。
ステップを上がった左手にソファが置かれています。
「同じ空間の中であっても少し離れた感覚で過ごせる場所になるように、キッチンからの視線を少し“ずらした”スペースにしました」と、設計士は設計の意図を説明します。
キッチンから見えないようになっているので、子どもたちにとっては叱られたときなどに少し隠れることのできる場所になります。キッチンにいるお母さんから姿は見えませんが、声をかければすぐに繋がることもできます。親子のコミュニケーションの取り方も考慮して設計しているわけです。
「暮らしの楽しさが広がるように、設計者としてさまざまな空間づくりのアイデアを提案させていただいています。ときには、細かい説明はしないで、暮らし始めてから居心地のよさを感じていただけるようなアイデアを盛り込んでおくこともあります。」
理由ははっきりとわからないながらも、なんとなく感じる居心地のよさ。現在の暮らしの中でそういったものを感じているとすれば、そこには設計者のアイデアが生かされているのかもしれません。
Y様邸はキッチンの大きな窓から見えるお庭も見どころのひとつですが、その話題はまたお庭づくりをテーマにした記事の中でご紹介させていただきます。
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