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CATEGORY : 新築住宅紹介

【名古屋市名東区の家01】敷地の条件を最大限に活用した外観デザイン

2019.09.06

今回ご紹介するのは名古屋市名東区の閑静な住宅街に完成した2棟のお家です。

この辺りは「第一種低層住居専用地域」となっています。聞き慣れない言葉かもしれませんね。低層のお家が良好な環境の中で建ち並ぶ住環境をイメージしていただければいいかと思います。

良好な住環境を守るために、お家を建てる上での制限も加えられています。そのひとつが「壁面後退」と呼ばれるもの。この場所では敷地の境界線から外壁までの間を一定の距離、離さなければならないのです。

 

隣りのお家とは十分な間隔が保たれますので、家と家がぎっしり建ち並ぶことはなく、閑静で落ち着いた街並みが広がることになります。窓同士も離れていますので、どの窓も彩光が確保されるのもこうした地域の魅力です。

一方、お家を建てられる範囲が左右ともに制限されてお家の幅が狭められることになりますので、外観デザインを考えたときに設計に工夫を加える必要が出てきます。

 

壁面後退の規制には、外壁の一部が飛び出すことができるという緩和措置が認められています。そこで、玄関脇にシューズクロースのスペースなどを取り、周辺環境に十分配慮しながら、外側に広がりを持った外観デザインになっているのです。

外に広がりを持たせることで、正面から見たときにお家が大きく見えることになります。また、玄関横のスペースが奥まで見通せなくなることで、お家への侵入がしにくくなるという防犯上の効果も得られます。

土地の条件を最大限活用して設計することで、お家の見栄えに効果をもたらすとともに、防犯対策の一助にもなる──玉善設計部では敷地の長所を伸ばし、短所を長所に置き換えることを常に念頭に置いてお家の設計に取り組んでいます。

 

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