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設計士と一緒に実現する理想のお住まい─「キッチンが家族の中心になる家」─PART.2

2017.12.07

玄関から部屋の扉を開けると、まずキッチンの光景が目に入ってくるY様邸。キッチン側から見ると、家に帰ってきた家族の姿が必ず目に入ることになります。

「子どもが大きくなって、お友だちを連れて帰ってきた時でも、キッチンにいてすぐにその様子がわかるようになっていてくれるといいなと思い、要望を伝えました」と奥さま。
こうしたご要望をいただいた設計士は、どのようにY様邸の設計に取りかかっていったのでしょうか。

キッチンを家族の中心にしたいということでしたので、間取りはキッチンの位置から考えだしました。キッチンを起点にして家の中をどのような動線にすると奥さまにとって一番動きやすくなるか、そこからリビングの位置や広さ、階段の位置も決まっていきました」。

家全体の間取りを考えるとともに、設計士はキッチンの“高さ”にも注目しました。
「奥さまの身長が高いので、通常の高さだと少し使いづらくなってしまうんです。身体のスケールに合わせてキッチンカウンターとそこから繋がるダイニングテーブルの高さを工夫しました」。

奥さまが料理のときに立つキッチンスペースは、ダイニングテーブルの前のフロアよりも一段下げてあり、ダイニングテーブルも通常より“5センチ”高くしてあります。
「この“5センチ”の違いが、キッチンの使い勝手という意味ではかなり重要なんです」。

自分の身体の“スケール”に合わせた使い勝手の良いキッチンスペース──注文住宅ならではの快適さが味わえる住まいづくりとなっています。

 

次回は、キッチンから繋がったリビングスペースに、設計士がある“仕掛け”を施した話題をお届けします。

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